(46)固定資産税の家屋とはどういうものか

 今回は、順番が逆になりましたが、そもそも「固定資産税の家屋とはどういうものか」です。  その前に、家屋の税金としての歴史を簡単に見ていきます。 固定資産税家屋の歴史  固定資産税としての家屋は、昭和24年にシャウプ勧告が出されて、昭和25年に地方税法が制定され、そこで市町村税として土地、償却資産とともにスタートしました。  それ以前は、明治15年に家屋税が大府県(東京、大阪、京都、神奈川)に対して創設され、明治21年にこれらの府県の市 … 続きを読む

(45)家屋評価の簡素化の検討

今回は、「家屋評価の簡素化の検討」です。  43号と44号で、固定資産家屋の評価は、固定資産評価基準によって再建築価格方式により行われていると書きました。  この再建築方式は、評価対象家屋と同一のものを評価の時点で、その場所において新たに建築とするものとした場合に必要とされる建築費(再建築費)を算出することを基礎として、その評価額を求める方式です。 再建築価格方式が見直される理由  再建築価格方式に基づく評価方法は、固定資産税における適 … 続きを読む

(44)家屋評価(再建築価格方式)の複雑さと課税誤り(その2)

 前号(43号)の「家屋評価(再建築価格方式)の複雑さと課税誤り(その1)」では、固定資産税家屋の評価が再建築価格方式であり、合理的で公平な方式ではあるが複雑煩瑣な仕組みで、課税誤りの原因の一つともなっていると指摘しました。  なにしろ固定資産評価基準(家屋)の別表だけでも200ページ(A4版)を超える分量ですし、その上、各市町村では「固定資産評価事務要領」(市町村により名称は異なる)に膨大な基準が定められています。 今回は、「家屋評価 … 続きを読む