(15)固定資産税(土地)の地積認定は原則登記簿主義

地積の認定は登記簿主義  土地の地目の認定は、実地調査で判断できるため、現況主義を採用します。  これに対して、土地の面積は見ただけでは分からないことから、実測しなければ判断できません。  しかし、全国のしかも分合筆も頻繁に行われる土地すべてを役所で実測することは、時間的にも技術的にも難しいと言わざるをえません。  したがって、固定資産税の地積の認定においては、登記簿主義を採用しています。 登記簿主義の例外  土地の面積の認定は登記簿主 … 続きを読む

(14)固定資産税(土地)の地目認定は現況主義

地目は土地の利用面から分類  1号で書いたように、固定資産税の種類は、土地、家屋、償却資産の3つです。  当面は土地についての連載となりますので、まず固定資産税の土地とは何かということです。  地方税法341条2項では、「土地とは、田、畑、宅地、塩田、鉱泉地、山林、牧場、原野その他の土地をいう」とされています。  ここでお分かりのように、地方税法では「土地とは何か」という積極的な定義がされているのではなく、土地の利用面からの分類、すなわ … 続きを読む

(13)広大地(大規模画地)の相続税評価と固定資産税評価

 これまで大規模画地の固定資産税評価と不動産鑑定評価を紹介しましたが、では相続税評価ではどうなるのでしょうか。  相続税評価では、その画地が「広大地」に該当するのかどうかで大きな違いが生じます。 大規模画地が存する条件  仮に、画地が次の地域条件に存在することを想定します。(10号の再掲)  [地域条件等の設定] ・ 用途地域   第1種低層住居専用地域 ・ 建ぺい率 50% ・ 容積率 100% ・ 接面道路 4m公道  ・ 面積 8 … 続きを読む

(12)固定資産税(土地)の課税明細書の見方

 今まで、固定資産税(土地)の複雑な仕組みを解説してきましたが、これはけっして他人事ではありません。  なぜなら、毎年送られてくる納税通知書及び課税明細書にその複雑さが記載されているからです。  しかし、次に掲げる課税明細書の見本と以下の説明を照らしていただければ、固定資産税の複雑な仕組みも恐れるに足りずです。 課税明細書とは  毎年4月に固定資産税の納税通知書とともに、課税明細書が送られてきます。  課税明細書の様式は市町村により多少 … 続きを読む

(11)固定資産税の大規模画地の評価と価格形成要因

大規模画地の価格形成要因  ところで、大規模画地とはどのような土地を指すのでしょうか。  大規模画地は、面大地や広大地(相続税での呼称)とも言われます。  これには、画地規模が社会通念上絶対的に大きい場合と標準的画地規模と比較して相対的に大きい場合が考えられます。  不動産鑑定評価の場合は、用途別に標準的画地規模を想定し、それとの比較で大規模画地を考えるという相対的な概念として把握するのが一般的です。  土地の規模が価格へ影響する要因と … 続きを読む