(40)固定資産税土地評価が低くなる「画地計算法」(その2)

 今回は前号に続いての市町村長によって所要の補正がされた市町村ごとの「画地計算法」です。

 この所要の補正による「画地計算法」は市町村ごとに異なります。ここでご紹介するものも市町村によっては定められていない場合もありますし、内容も市町村によって異なります。これはあくまでも一つの例ですので、市町村ごとの「固定資産評価事務取扱要領」(市町村によって名称も異なります)を確認する必要がありますので、ご注意ください。

市町村ごとの所要の補正による「画地計算法」の例 

(1)高圧線下の土地評価

 大規模な土地の一部に高圧線下地となる部分が存在し、かつ高圧線下地が存することにより一つの土地としての価格が減価していると認められる場合。高圧線下地の地積に相当する価格とその他の部分の地積に相当する価格との加重平均によってその画地の価格を求めます。
「高圧線下地の土地評価のイメージ」

(2)地下阻害のある土地評価

 例えば土地の下に地下鉄、地下道、公共下水道が存するため、一定の建築制限等があり価格が減価していると認められる場合に適用されます。地下阻害物までの深度は用途地区により異なりますが、この例は住宅地区で深さが20mまでの範囲とされています。
「地下阻害物のある土地評価のイメージ」

(3)歩道橋が近くにある土地評価

 歩道橋が近くにあるため(この例では5m程度以内)、付近の土地と比べ特に状況が不良であると認められる土地評価です。
「歩道橋が近くにある土地評価のイメージ」

(4)道路より低い位置にある土地評価

 土地が道路より1m以上低い位置にあるため、一般の土地に比べ日照や水はけなどの状況が不良であると認められる土地評価です。
「道路より低い位置にある土地評価のイメージ」

(5)一部に私道を含む土地評価

 私道部分を当該土地の価値の1割として、私道部分以外の土地部と加重平均により求めます。なお、不特定多数人による公共的な私道は非課税となります。
「一部に私道を含む土地評価のイメージ」

(6)水路を介する土地評価

 水路幅員が概ね1mを超える水路(暗きょ敷は除く)を介して正面路線に接する土地は補正率0.90を乗じます。
「水路を介する土地評価のイメージ」

※ 他にも市町村ごとの所要の補正による「画地計算法」が定められているので確認してください。